2008年 10月 31日
BOOK of POROTOTYPE |
「PROTOTYPE EXHIBITION 02」の展覧会図録


限られた予算の中で、この展覧会にふさわしい図録にするため
製本業者に発注せずとも、誰でも精度を落とさず製本できる
輪ゴムで留めるだけの方法を考えた。
この製本作業は出展者と協力スタッフの手だけで作成され、
製本代は0円である。
「コスト削減」と「造本のインパクト」という、
矛盾する両者の間を「輪ゴム」という身近なものによって
つなぎとめている。

表紙の小口には長方形の型抜きが施されてあり、
同じ大きさ・配置で本の小口には黒い帯が見える。
本文では黒い帯を中心にしてレイアウトが設計され、
黒い帯がページを捲ることを促すように
配置されている。


本文は全て袋綴じになっていて、
袋の内側に印刷された画像がオモテから透けて見える。
この透けている要素はデザインの一部として
計算されている。




この図録は輪ゴムで留めてあるだけなので、
袋の内側は本を壊さなくても簡単に見ることができる。
袋の内側はシルバーで印刷されており、
オモテから透けて見えるその仕掛けを、
解体しながら発見することができる。
輪ゴムを掛け直すだけで元の姿に戻すこともできる。
プロダクトデザインは、商品化された時点で作者の手を離れ、
そのデザインを使う側が読み取ったり感じたりするものである。
一方、商品化される以前のプロトタイプと呼ばれるものは
デザインの意図を他者に伝えるための工夫や作者の想いが詰まっている。
「PROTOTYPE EXHIBITION 02」は作品の「裏側」を覗き込みながら、
商品化される一歩手前の緊張感を楽しむ展覧会である。
この展覧会の魅力を最大限引き出すために、
プロトタイプだからこそできる豊かな発想と
制作過程で巡らされた思考の痕跡をそのまま素材として使うことを考えた。
また「裏側を覗き込む」ことを造本の構造へと展開するために袋綴じにし、
内側にはシルバーによる特殊な印刷を施している。
「BOOK of PROTOTYPE」はバリエーション豊富な作品群と、
それらが一体となって醸し出す展覧会の魅力を
読者が再体験するための本である。
アートディレクション+デザイン:
中野豪雄
協力:
寺島賢太郎
編集:
プロトタイプ展実行委員会
芦沢啓治
清水勝弘
加藤純
印刷:
山田写真製版所
2008.10.30


製本業者に発注せずとも、誰でも精度を落とさず製本できる
輪ゴムで留めるだけの方法を考えた。
この製本作業は出展者と協力スタッフの手だけで作成され、
製本代は0円である。
「コスト削減」と「造本のインパクト」という、
矛盾する両者の間を「輪ゴム」という身近なものによって
つなぎとめている。

同じ大きさ・配置で本の小口には黒い帯が見える。
本文では黒い帯を中心にしてレイアウトが設計され、
黒い帯がページを捲ることを促すように
配置されている。


袋の内側に印刷された画像がオモテから透けて見える。
この透けている要素はデザインの一部として
計算されている。




袋の内側は本を壊さなくても簡単に見ることができる。
袋の内側はシルバーで印刷されており、
オモテから透けて見えるその仕掛けを、
解体しながら発見することができる。
輪ゴムを掛け直すだけで元の姿に戻すこともできる。
プロダクトデザインは、商品化された時点で作者の手を離れ、
そのデザインを使う側が読み取ったり感じたりするものである。
一方、商品化される以前のプロトタイプと呼ばれるものは
デザインの意図を他者に伝えるための工夫や作者の想いが詰まっている。
「PROTOTYPE EXHIBITION 02」は作品の「裏側」を覗き込みながら、
商品化される一歩手前の緊張感を楽しむ展覧会である。
この展覧会の魅力を最大限引き出すために、
プロトタイプだからこそできる豊かな発想と
制作過程で巡らされた思考の痕跡をそのまま素材として使うことを考えた。
また「裏側を覗き込む」ことを造本の構造へと展開するために袋綴じにし、
内側にはシルバーによる特殊な印刷を施している。
「BOOK of PROTOTYPE」はバリエーション豊富な作品群と、
それらが一体となって醸し出す展覧会の魅力を
読者が再体験するための本である。
アートディレクション+デザイン:
中野豪雄
協力:
寺島賢太郎
編集:
プロトタイプ展実行委員会
芦沢啓治
清水勝弘
加藤純
印刷:
山田写真製版所
2008.10.30
by nake_tako | 2008-10-31 23:13 | _book

